Evidence Based Healthcare Council

今回のテーマは『更年期のみかた』です。
  
子どもを産み出す機能をもっている女性の身体では、卵巣からのホルモン分泌がライフステージを通してダイナミックに変化し、その変化はしばしば心身両面の体調や生活に影響を与えます。平均的には50歳前後で卵巣が寿命を迎え、機能が停止してしまうのが「閉経」です。閉経の前後10年間を「更年期」と呼び、その期間に出現する不快な心身の症状により生活に支障を来した状態が「更年期障害」です。更年期障害を引き起こす主な原因はエストロゲンの急速な減少という身体的変化ですが、症状の程度は心理社会的ストレスをはじめさまざまな要因の影響を受け、個人差も大きいものです。また、閉経によりエストロゲンの守りがなくなると骨粗鬆症や動脈硬化が進行しやすくなります。更年期に自分の健康を大事にしてライフスタイルを整えることの意義が人生100年時代においてますます大きくなってきています。更年期障害の治療法・対処法に加え、更年期女性の味方になる見方についてお話いただきました。
 
 
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 情報素材料理会<第135回>