Evidence Based Healthcare Council

シンポジウム



このシンポジウムは終了いたしました。
日時:平成22年2月7日(日)午後2時より
場所:東京国際フォーラム(東京)

厚生労働省が平成19年12月に発表した「国民健康・栄養調査」によれば、糖尿病が疑われる人は予備軍を含めて2,210万人と、初めて2,000万人を超えました。前年より340万人増え、10年前の1.6倍に達しているといわれています。およそ国民の5人に1人は糖尿病もしくはその予備軍です。このままのペースで糖尿病患者とその予備軍が増えれば、将来健康保険財政は重大な危機にさらされかねません。

特に問題なのは、「強く疑われる人」のうち約4割は治療をほとんど受けたことがないということです。糖尿病予備軍の存在は以前から問題であり、治療をせず放置した場合、合併症を併発したり、人工透析が必要な状態に陥る恐れもあることから、様々な啓蒙活動が行われてきました。しかし期待されたほどの効果を上げているとはいえません。国連も11月14日を「世界糖尿病デー」として糖尿病への理解、対策を訴えています。

NPO法人EBH推進協議会では、社団法人日本糖尿病協会、京都大学と協力して、糖尿病患者とその予備軍の実態を正しく把握し、糖尿病の予防と啓発に生かすことを目的とした「糖尿病についての全国意識調査2009」を昨年5月から開始しました。

本シンポジウムでは、このEBH推進協議会による最新の調査結果を元に、今後の糖尿病に対する啓蒙活動の在り方を考えていきます。

※本シンポジウムの一部は、2010年3月にNHK教育テレビ『日曜フォーラム』で放映されました。

 


このシンポジウムは終了いたしました。
日時:平成20年11月9日(日)午後2時30分より
場所:東京国際フォーラム(東京)

日本の医療費、およそ32兆円。
これまでの増加率でいけば、2025年には医療費が50兆円に達するという試算もあります。
この医療費の3分の1を占めるのが、糖尿病や高血圧・心筋梗塞・脳梗塞などの生活習慣病です。



2008年4月から、生活習慣病を水際で予防する仕組みとして、「メタボリック・シンドローム(内臓脂肪症候群)」を基準とした新しい健康診断制度、いわゆるメタボ健診制度がスタートしました。

この制度では、「メタボリック・シンドローム」と診断された対象者に「特定保健指導」を行うことが、その対象者が属する健康保険組合等の保険者に対して義務づけられています。
指導の効果が基準に達しない場合には一定のペナルティが課されるという、「義務」としての罰則規定が設けられているのです。

メタボ健診と特定保健指導という新しい制度がはじまって半年。
制度発足後、健診と指導の現場でさまざまな取り組みが行われ、この制度の効果と課題が現れてきています。

メタボ健診の受診は順調に進んでいるのか?
手元に(保健指導の)「利用券」が届いた時、あなたはどうすれば良いのか?
保健指導によって「脱メタボ」が実現できるのか?
「脱メタボ社会」実現のためにはどのような環境や制度が必要なのか?

国を挙げての、メタボリックシンドローム撲滅という生活習慣改善プロジェクト。
その現状、課題と取り組みについて、健康保険組合や診療現場の関係者、専門家の討論により、これからの展望を探ります。

※本シンポジウムの一部は2008年12月にNHK教育テレビ『日曜フォーラム』で放映されました。

●日時:平成20年11月9日(日)14時30分~17時15分

●場所:東京 (東京国際フォーラム ホールB5)

●主催
NPO 法人 EBH 推進協議会

●協賛
株式会社ワコール
マルカイコーポレーション株式会社

●協力
フェニックスケアサービスフォーラム
財団法人 京都工場保健会
財団法人 北海道労働保健管理協会
財団法人 杜の都産業保健会
医療法人社団 こころとからだの元氣プラザ
医療法人社団 同友会
瀬戸健診クリニック
財団法人 福岡労働衛生研究所
財団法人 愛知健康増進財団
株式会社オアシス
株式会社アイティ総研
弁護士法人 淀屋橋・山上合同
田辺三菱製薬株式会社
株式会社マッキャンヘルスケアワールドワイドジャパン
株式会社NHK 情報ネットワーク
イー・ビー・ヘルス・ケア株式会社

●シンポジウム プログラム(以下は予定です。)
第一部:基調講演
「健康というインフラの持続に向けて
~メタボ健診と保健指導がめざすもの~」
京都大学大学院 経済学研究科教授
              西村 周三氏

第二部:パネルディスカッション
『健康は義務か?』
~メタボ健診と保健指導の課題~
1.メタボ健診と保健指導は何を改善するのか?
2.メタボ健診・保健指導の課題
3.健診・保健指導の課題をどのように解決するか
4.健康は誰のために? …求められる予防医療のインフラ

パネリスト
○西村 周三氏(京都大学大学院教授)
○今村 定臣氏(日本医師会常任理事)
○椎名 正樹氏(健康保険組合連合会理事)
○石井 苗子氏(女優・ヘルスケアカウンセラー)
○関 英一氏(厚生労働省健康局生活習慣病対策室長)

司会
○飯野奈津子氏(NHK 解説委員)


このシンポジウムは終了いたしました。
メタボリックシンドローム・シンポジウム実行委員会(運営事務局EBヘルスケア株式会社)は、『メタボリック・シンドロームが警告する社会』 ~予防医療のインフラをどう構築するか?~と題して、来る3月27日(火)、大阪市のザ・フェニックス・ホールにおいてシンポジウムを開催します。
このシンポジウムは、メタボリック・シンドロームに関連する最新の動向を具体例として取材した映像等を元に、医療的な視点、国の施策的な視点、民間事業の視点、医療経済学的な視点から包括的に検証し、そこから今後どのような予防医療のインフラを構築していくかを展望していくものです。
改訂健康保険法の施行に伴い、2008年度からは特定健診や特定保健指導といった全く新しい施策が40才以上のほとんどの国民を対象にスタートする予定です。今回のシンポジウムでは、その施策の中核をなすメタボリック・シンドロームの診断基準をとりまとめた住友病院の松澤院長に基調講演をいただき、パネルディスカッションには2008年度からの施策を取りまとめている厚生労働省生活習慣病対策室の矢島鉄也室長、医療経済学の専門家、京都大学大学院西村周三教授、女優の三林京子さんなどに参加していただき、討論を行います。
みなさまのご来場をお待ちしております。

※本シンポジウムの一部は、2007年6月にNHK教育テレビ『日曜フォーラム』で放映されました。

日時

平成19年3月27日(火曜日)
  開場 13:30
  開演 14:00
  終演 17:00予定

場所

大阪市 ザ・フェニックス・ホール
  大阪市北区西天満4-15-10 ニッセイ同和損保フェニックスタワー内
  ※アクセスマップは LinkIcon こちら
   入場無料

主催
メタボリック・シンドローム・シンポジウム実行委員会
代表幹事: LinkIcon EBヘルスケア株式会社

後援
厚生労働省

協賛
不二製油株式会社
ロート製薬株式会社
第一生命保険相互会社
フェニックスケアサービスフォーラム
・財団法人京都工場保健会
・財団法人北海道労働保健管理協会
・財団法人宮城県労働衛生医学協会(現:財団法人杜の都産業保健会)
・財団法人石川県予防医学協会
・EBヘルスケア株式会社
KDDI株式会社

協力
株式会社 電通



プログラム

第一部:基調講演
住友病院 院長
松澤 佑次(まつざわゆうじ)
「メタボリック・シンドロームと予防医療」 撲滅という生活

第二部:パネルディスカッション
 『メタボリック・シンドロームが警告する社会』
~予防医療のインフラをどう構築するか?~

テーマ1:
「メタボリック・シンドロームが警告するもの~生活習慣病予備群の発見~」
脳出血・心筋梗塞・糖尿病などの生活習慣病、そのルーツとして定義された「内臓脂肪型肥満」がもたらす社会的リスクという課題を明らかにします。

テーマ2:
「新しい健康保険制度はメタボリック・シンドロームを解決できるのか?」
メタボリック・シンドローム解消を前提として始まる、2008年4月からの新健診と保健指導の意義と、実施にあたっての課題をご議論いただきます。

テーマ3:
「メタボリック・シンドローム撲滅に必要なものは何か?」
2008年の保険制度改正を前に、自治体・健康保険組合・民間企業が様々な対応策や受け皿としてのサービスの開発に取り組んでいる事例をもとに、メタボリック・シンドローム解消のための具体策をご議論いただきます。

テーマ4:
「これからの『予防医療』に向けて」
治療型医療から予防型医療に制度がシフトするにあたって必要とされる社会的な環境・インフラとは何か?
中長期的な展望も含めてご議論いただきます。